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ホームポジション。

三連休の初日(ほんとうは、昨日もお休みだから四連休)。
朝遅く起きて、白ご飯にしらすをかけたのと、昨日の残りのなめこのお味噌汁、それから目玉焼きと茄子の炒めもので朝ごはん。

 

それから、夏期講習後半へ向けて授業の予習をするけれども、どうも調子が悪い。昨日思い立って、うちから電車で1時間ほどのところにある温泉へプラっと行ってきたのだけれど、リフレッシュのはずが、頭、生乾きでウロウロしてたもんだから、ちょっと風邪をひいたのかも...(うう、おバカ)。つい2週間ほど前にも、恒例の季節の変わり目の風邪をやってしまったばかりだというのに。

昔から、ひとやま越えるごとに、必ずといっていいほどカーッと高熱を出していた。いや、正確に言うと、子どものころは、例えば運動会などの行事があると、本番前からテンションがあがりすぎて、当日に熱を出すような子どもだった。大人になると、本番で120%をふりきって、その後倒れる、ということを繰り返してきた。

 

なんというか、魂と身体をぎりぎりの状態にもっていくことで出る馬鹿力にモノを言わせていたようなもので、まぁ、若くてぴちぴちなときはそれでもいいけど、大人になってそれを繰りかえすのは、ちょっとね...どうかと思うよね。自分ひとりならそれでもいいかもしれないけど、仕事でも対人関係でも、いつブチ切れるかわからない、張り詰めた糸みたいなヤツ、ちょっとコワいよね...

 

もののついでに書いてしまうと、そういう様子がまわりからは、なんだか「武士」っぽく見えたらしくて、「歴戦の剣士」とか「野武士」とかあだ名されたり、「仙人」とか言われてた。6年前に関東から関西へ来たのだけれど、関東時代にもいわれたし、こっちへ来てからもやっぱり言われる。しかも、言われてまんざらでもなく思ってたところもある。今思えばだけど、自分の実像に見合わない虚像に自分を見立てて、ムリが出ていたんだろうなぁ。ちなみに今は、教えている学生から呼び捨てされるぐらいには、丸腰です。


話を戻すと、そんなわけでここ最近は、やっと養生に気をつけるようになった。ここにくるまでには、これまでの恋愛の影響も大きくて、お互いの中にあるブラックホールが呼び合うように出会った相手と恋に落ちてみても、その恋愛のおわりのほうになると、決まって、大事にしたいのに、その正反対の結果になってしまうのだ。打ち上げ花火のようにドカーンとあがって、瞬く間に燃え尽きるような恋愛があってもいいし、いちいち恋愛から反省材料を引っ張ってこよう、という気はないけど、その花火が燃え尽きたあとの燃えカスになって、自分で自分を愛おしんであげないとなぁ、と、ぽつん、と思った。

 

で、何をおろそかにしていたかって、身体の中に入るものに、非常に無頓着だった。
劇団に3年間いたあいだの食生活なんか、思い出してもぞっとする。三食コンビニorファストフードなんてこともざらにあったし、作業中には甘いものをバクバク食べて栄養ドリンクをぐいぐい呑んで限界まで身体を酷使してた。精神が擦りきれそうなのを、食欲とかに転化していた、ということもあると思う。

 

そんなわたしが、今、養生の参考にしているのが、鍼灸師の若林理砂先生の『冷え取りご飯 うるおいご飯』というご著書。理砂先生はTwitterでも毎日養生予報を流していて、メルマガでも月に2回、季節ごとの養生法をお知らせしてくれていて、そちらも参考にしているけど、この一冊は、とにかく重宝している。この本の前半は、食養生についての考え方がわかりやすい文章で書かれていて、後半は季節ごとのレシピが掲載されている。


理砂先生の考え方で、わたしにハマったのは、「自分のホームポジションを知る」という考え方だ。調子の悪くなったときに慌てて対処するのではなくて、調子がいいときの状態をよく観察しておく。そうすると、少しの体調の変化にも気がつくようになり、早めに対処できたり、また、「いつでも100%」なんてのはなくて、体調は良いのと悪いのとをいったりきたりしているのがふつう、と思えば、少しの体調不良でも余裕でかわせる、という風に考える。



それから、食養生に気をつけるようになって変わったことは、「旬のもの」を食べるようになったこと。これ、ほんとに、人間、意識してないことは目にも入らないんだなぁと思うのだけど、行きつけのスーパーでも、今までも旬の野菜とか置いてただろうに、目に入ってなかった。理砂先生の推奨するレシピは、旬のものを季節にあったやり方で調理していただく、というもので、もともとは、野菜なんかもほとんど手をくわえずにそのまま食べたりするのが好きだった自分のことも思い出せた。この夏は、茄子とかトマトとかズッキーニばっかり食べてました。

悪習を急には断ち切れないし、そのことがかえってストレスにもなるなら、たまには「不養生という贅沢」を罪悪感なしにするのも必要!とも理砂先生は言っている。だいたい、高い目標を立てて到達する前にげんなりしてしまうわたしなので、まあ、ゆっくりと時間をかけて、そのうちに食養生が板についてきたらいいなぁと思いながら、ぼつぼつやってる。

 

で、今日のお昼は、ちょっと調子悪くて気分も落ち込み気味だったので、ここはひとつ、新しいレシピに挑戦だっ!と、その本の中の秋レシピにトライしてみた。「奄美の鶏飯」というレシピで、ご飯のうえに、ささみとしいたけ、卵とねぎと柴漬け(本場はパパイヤの漬物らしい)を載せて、鶏ガラスープをかけていただく。よからぬことを考えたり、へんに気が焦ったり、不安に負けそうなときは、いろんな味を楽しみながらご飯をいただくことが、命綱になるね。

これからも、ぼちぼち、食養生つづけます。

 

 

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