広島遠征。

今日は、広島県廿日市市にある、佐伯総合スポーツ公園というところへ行ってきました。

 

縁があって、今年から、電動車椅子サッカー関西選抜チームのコーチをやっています。昨日は中国選抜との練習試合で、片道5時間をかけて行って参りました(といっても、わたしは、同じくスタッフをしているYさんに頼み込んで便乗させてもらったのですが)。

 

山陽自動車道を、ひたすら、西へ西へと車を走らせ、宮島で高速を降り、県道30号線へ。道沿いの民家の屋根瓦は、どれも赤茶色で、鯱(シャチホコ)のようなものがのっている。「な、なんだこの風景は?」と不思議に思ったので、帰ってから少し調べてみると、そのあたりは盆地で積雪が多く、瓦に水分が染みこんで割れてしまわないように、釉薬が塗ってあるそうです。あの赤茶色は、釉薬の色なんですね。ちなみに、鯱などの棟飾りは、調べた中では、「(あった方が)カッコいいから。」という理由がでてきました(笑)ほんとうのところはわかりませんが、山の中の赤茶色の屋根にポコポコと鯱が飾られている光景はユーモラスです。

 

さて、そんな風景を横目に山中をずんずん進んでいきます。「この先に体育館なんてあるのか...?」とだんだん不安になってきたところで、「佐伯総合スポーツ公園」の案内表示が。昼前に、関西勢で一番に到着。中国選抜のみなさんは、午前中からすでに練習をしていて、選手の一人が迎え入れてくれ、車をどこに停めたらよいかなど、丁寧に説明してくださいました。雨が降ってきたら、乗り降りのときは施設の玄関まで車をつけてもいいとのこと。車椅子での乗り降りを、雨の中でやっていたらビチョビチョになってしまうので、これは助かります。(案の定、試合の終わるころには大雨に見舞われました...)

 

続々と、他の関西メンバーも到着し、13時過ぎから練習試合開始。20分前後半で、合計3試合を行いました。中心選手が欠席だったり、ゲーム開始早々にエースの選手がバウンドしたボールをもろに頭で受け、軽い脳震盪になったりと、コート内もベンチもバタバタしながらの滑り出しとなりました。スコアは、一試合目が0-2、二試合目が2-1、三試合目が0-1という結果。選抜大会本番は、8月の鹿児島。そこへ向けて、課題の多く出た広島遠征でした。このへんのことは、また回を改めて書いてみようと思います。

 

試合終了後は、観光を楽しむ間もなく(スタッフの中には、そのまま一泊し、宮島観光を堪能した人もいるようですが...ウラヤマシイ。)、バシャバシャと雨の降る中、一路大阪へ。Yさんの爆走により、その日のうちには家へたどり着くことができました。