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日々飯を炊く。

今日の昼は、この間義母の部屋のテレビに映っていた「チーズカレートースト」というのがやたらおいしそうだったので、余っていたカレーで想像のままに再現してみたら、けっこうイケてて幸せだった。


こう書いていて、余裕が出てきたもんだなぁと思う。ちょうど一年前、3月の末日に義母が退院して在宅介護生活が始まった。在宅介護をするにあたって、ワタシはとにかく食事のことばかりを気にしていた。義母がリハビリを受けていた病院の食事の、栄養バランスの考えられた料理の数々に、ぜったいこんなのムリだよう、とオットに泣き言を言っては、イヤ、あんなの家でするのはムリだって、と慰められながらも、ちゃんとした食事を用意するということを、えらいプレッシャーに感じていたのだった。


しかし、蓋を開けてみれば、義母はいわゆる「介護食」は必要なく、せんべいのような余程固いものでなければ、なんでもよく食べられる。義母は脳出血で倒れたのだが、それとは関係なく、歯がない。どんどん歯が悪くなるのを、治療するのも、入れ歯をつくるのもイヤがっているうちについには全部の歯がなくなってしまったそうなのだが、それで何で食べられるんだ?と不思議なほど、なんでもよく食べる。脳出血の後遺症で利き手の右手が麻痺してしまったので、食事を切り分けたり小さくしたり、という作業が困難なので、お皿に盛った食事を小さく切り分けたり、ということはするが、メニュー自体はワタシやオットが食べるものと変わらないものを食べられる。


先日、離婚した男女は、ともにその後の生活習慣病にかかりやすいという統計が出た、という記事を目にしたけれど、ああ、それはそうだろうな、と納得した。この間オットが家を空けた一週間、義母もショートへ行っていたあいだ、見事に私自身の食生活はテキトーになった。最初の2、3日はそれなりに料理もしたが、あとは鯖の缶詰と白ご飯、だったり、生協の冷凍食品ばかりを食べていた。生協の冷凍食品は、冷凍食品へのイメージを変えるほどにおいしいのだけれど、やはり、パックで温められた料理を一人でぼそぼそ食べているのは味気なかった。神戸の料理家の女性が、被災地支援で、一人暮らし向けの男性へ簡単につくれて栄養バランスもいい食事の作り方を教える活動をされているのを、テレビの特集で見たが、それもやはり、一人の男性は体調を崩しやすいという傾向がわかり、そのような活動を始めたということだった。


子どもが産まれてからは、寝ても覚めても、大人3人と乳児1人の胃袋のことばかりを考えて過ごしているといっても大袈裟ではなく、ときどき、これがいつまで続くのか、とへこたれそうにもなるのだけれど、気がつけば、高血圧の義母と結石持ちのオットと、母乳製造中の自分のためにも味付け薄めの野菜たくさんの料理を毎日食べているおかげで、過去最高に健康体かもしれない。育児と介護のダブルヘッダーは、たいへんだけれども、それで元気にいられているという面もある。