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夢の話。

三連休の最終日は、午前中に授業の予習を済ませ、床に散らばった本やら服やらをあるべき場所に戻してさっと掃除機をかけ、まだ余力があったので、梅雨から夏にかけてお世話になった除湿器のお手入れなどして過ごす。

 

昨日の夜は、寝ようとしたらひどい頭痛に見舞われて、「まぁ寝たら治るか...」レベルのものではなく、頭の血管がどくんどくんと脈打って寝るのさえままならないので、たまらずロキソニンを飲んだ。5分くらいすると、すうっと痛みが引いて、さすがのロキソニンである。

そのせい、というわけではないのだけれど、変な夢を見た。
タイトルの夢の話、というのは、「叶えたい夢」ではなくて、夜に見る夢のほうなのだけれど、「変な夢を見た」といって、夏目漱石の『夢十夜』のような趣があるわけでもないし、はっきりいって、書くほどおもしろいようなものでもない。というか、ハッキリ言って、気持ち悪い夢だ。それをわざわざなんで書こうかと思ったかといえば、実はその夢を見るのは、今回が初めてではないからだ。

 

ふだん、わたしはあんまり夢を見ない。
見たとしても、日常の延長のような夢で、あまりに現実っぽすぎて、ときどき夢の中の出来事だったか、実際にあったことだったかがわからなくなり、「この間こういうことあったっけ?」と周りに聴くと、そんなことはなかった、と言われる、ということがある。よく、奇想天外な夢を見る、という人がいるが、極彩色に満ちたファンタジックな夢なんてのは見たことがない。

ただ、繰り返し見る夢、というのがある。だいたい2つのパターンがあって、それぞれ合わせたら今までに10回以上は見ただろうか。それが多いのか少ないのかわからないけど、一つは、口の中の歯が、ボロボロと抜け落ちていく夢だ。べつに、夢の中の自分がおばあちゃんになっているわけではない。「アレ、なんか歯がグラグラするな」と思って1本の歯を指でつまむと、根本からごそっと抜ける。そうしてるうちに、今度は別の歯がグラグラしていて、同じようにつまむと、同じようにポロリと抜ける。そのうち、あちこちの歯がどんどん抜けて、口の中は自分の抜けた歯でいっぱいで、吐き出したいのだけどうまくいかずに、口の中がジャリジャリになる、という夢である(ホラ、気持ち悪い)。

 

もう一つのパターンは、やっぱりこちらも口が関係していて、今度は歯ではなく、「何か得体の知れないもの」が口の中に詰まってる夢だ。「それ」は、歯茎と唇のあいだにくっついていて、わたしは不快なので指で「それ」をこそげ落とそうとする。「それ」は白い塊りで、ちょっと湿った粘土のようなものである。ボロッととれても、歯が抜け落ちるパターンと同じで、次から次へと口の中に「それ」は溜まっていって、こそげ落とすのが追いつかない。夢の中だけれど、口の中に「それ」が溜まっていく感じはとても不快で、この夢を観て起きたときは、口の中に感触が残っているような気がするぐらいだ。

 

この二つのパターンの夢を、ごくたまに見るのだけど、今回は2つの目の夢だった。べつにわたしは、口や歯に病気を抱えてるわけではないし、特別なコンプレックスがあるわけではない。身体のパーツの中で、とくべつ好きなパーツでもなければ、嫌いでもない。どちらかといえば、この夢の重点は、歯とか口とかいう部分ではなくて、「吐き出したいけど吐き出せない」というところに重点があるような気はしている。夢を見るときの条件のようなものも、残念ながらはっきりと自分でわかっているわけではない。今回はひどい頭痛があったけど、毎回そうだというわけではない。たしかに、ちょっと疲れてるかな、というときが多いような気もするけど、あとから思えば、程度のものである。

同じ不気味でも、『夢十夜』のような、異次元に引きずり込むような、どこか快楽を伴うような不気味さではなく、ただただ生理的に気持ち悪いだけの話で申し訳ないのだけれど、もう少しつづけると、実は今回の夢には、今までにはない変化があった。

 

いつもなら、口の中が「白い塊り」でいっぱいになって、必死で吐き出そうとしても吐き出せなくて涙目になっているところで目が覚めるのだけど、今回は、「白い塊り」が、「液状」になった。夢の展開はまったく同じなのだけど、わたしが必死で「白い塊り」を吐き出そうとしていると、いつの間にそこにいたのやら、知り合いがそばにいる。そうして知り合いの前で吐き出そうとしていると、知らないあいだに口の中に詰まっていたものは、「液状」になって、次から次へと口から流れ出している。

 

それで話は終わりなのだけれど、「だから何!?」と言われても、返す言葉もない。もっともらしい解釈をつけようと思えばつけられるかもしれないけど、意味のないものだって、あると思うし、意味がなきゃ、話しちゃいけないわけでもないから、「ただ、こういう夢を見た」というだけの話です、ほんとに。

 

はー、秋晴れの爽やかな日の午後に書くような話ではなかったかな。

 

 

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写真は、以前にアップしたシルクジャスミン。健気に育っている。

ピントがぼやけてしまっているいけど、真ん中の黄緑の小さな葉っぱは、米粒よりも小さくて、それがちょっとずつ大きくなるのを見るのはたのしい。